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「土方…歳三……」
「どうしてお前が俺の名を知っている?」
眉間の皺はさらに濃くなった。
そして、私を睨む。
やってしまった…
つい…
「………有名ですから。」
私は土方さんに睨まれても何とも思わなかった。
怖いとすら…
『志帆、危ないよ……』
『だったら、俺が何とかしてやろうか?』
現れたのは妖。
ただ、普通の人には今は見えない。
しかも、現れたのは鬼。
戦うことが大好きな鬼だった。
「駄目だよ、この人は危害を加えてる訳じゃない…」
「さっきから何一人でぶつぶつ喋ってんだ?」
私はキッと睨まれた。
睨まれるのは慣れてる…
なのに、この人の睨みは違う…
恐怖よりも威圧感がみんなとは違った。
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