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◇◇◇
「土方さーん、知ってますかー?」
「なんだ、総司。俺は忙しいんだが?」
総司は俺の部屋に居座っている。理由は分からないが…
そして、畳の上をゴロゴロしている。
俺の仕事を邪魔しにきたっていうのか。
「最近、子供たちの間で面白い噂があるんですよ。」
「で?それが何だっていうんだ。」
ガキの相手をしてるほど暇じゃねぇんだよ。
まぁ、面白いガキには会ったがな…
総司は起き上がって得意げに話し始めた。
「最近、一人の女の子がいるらしくて、その女の子はいつも一人で話してるんです。まるで幽霊でもいるように…」
総司はこわーいなどと言っていた。
人を斬って笑っているお前の方がよっぽど怖いってのに…
幽霊…ねぇ……
それも一人でか…
今日、俺が会った奴にそっくりじゃねぇか?
「総司、そいつは死んだような目をしていないか?」
「あれー?土方さん、興味ないんじゃなかったんですかー?」
俺は筆を置き、総司を睨んだ。
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