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「うるせぇ!とっとと話せ!」
「はいはい……。その通りですよ。生気を感じられないんです、その子からは…」
成る程な…
俺が会った奴と特徴が一致する。
幽霊が見える…か……
もし、そいつが本当に見えて、会話も出来たとしたら…?
長州などの藩の情報を得ることなど簡単に済むんじゃないか…?
「土方さん…?顔が怖いですよ?何考えてるんですか?」
「なぁ、総司。簡単に情報が入るなら俺たちも功績を上げるのに苦労はしねぇよな?」
総司は頷いた。
だったら、手に入れねぇ訳にはいかねぇな…
そいつを利用しない訳にはいかねぇ。
「総司、お前ガキの相手は好きだよな?」
俺はニヤリと笑った。
総司は首を傾げながら頷いた。
俺にガキの相手は無理だ。
「総司、明日にでも山の近くの神社に行け。」
「神社……ですか?」
俺は頷いた。
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