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いつから、というのは考えるだけ無駄だ。
何故なら、人というのはどうでもいい事や些細な事は記憶として仕舞えないからだ。
……言い訳の様にも聞こえるが、本当なので仕方ない。
先程まで読んでいた本を閉じると、それに合わせて視線の持ち主が顔を伏せる。
その子は何かを喋りたそうに見えるが、彼女は一向に話す気配が無い。
かと言って私もコミュ障だ。人と喋るのは得意ではない。
ずっと、こんな状態だった。
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