『憧れ』

3/5
前へ
/159ページ
次へ
「親分、今日はどこ行きますか」 「惑星バハーナだ。あの星はとびきりイイ女が揃っているらしい」 「それはいい、あっしもお供しやすぜ。そういえば新しく新入りが来たんでさぁ。おい」 「へぇ、どうも」 「おう、なかなか凶悪そうな面じゃねぇか、腕の方はどうなんだ」 「そりゃもちろんですよ。あっしがわざわざ親分に見せてるくらいですぜ。5000人からいる、このマックス海賊団でも、こんなタマはなかなかいないですぜ、腕が立てばまた仕事がしやすいってもんです」 『なるほど、確かに良い身体と顔だ。こいつはいい』 マックスは上機嫌のまま、進路を惑星バハーナに向けた。 「よし、新入りも連れて行ってやろう」 マックス一味は、いつもと変わらずに散々暴れ尽くし、抱えきれないほどの女と財宝をかっさらってきた。
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加