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「…同じことの繰り返しか、命をかけて幻想卿に行 くか…。」
女性は男の呟きに反応する。
「…貴方。……まさか私達のことを知ってるのかし ら?」
女性は鋭い目線で男を見る。
「…ブツブツ…。………はっ?…何でしょうか紫さ ん。」
男は女性の名前を言う。
「…私の名前を知っているのね…。」
「……えぇ。貴女達は私達の間では有 名ですから ね。」
「…私達…ねぇ…。」
女性…紫は呟く。
「…さて、用件は私を幻想卿に連れていってくれる ん ですよね?」
男は紫を見ながら言う。
「……えぇ。そうよ。」
「それなら早く行きましょう♪」
「……ふふ。…貴方は本当に面白いわね。…何処に 行きたいのかしら?」
「それなら博麗神社に落としていただきたい。 」
「…解ったわ。…また…会いましょう。」
クパァッ…。
「…フフフッ♪」
男は妖しげな声を漏らしながら、足元に出来た空 間の歪みみたいなのに落ちていく。
「……何故かしら…。あの人間を選んだのが、大き な間違いのように…。……それに…何故…っ//」
……男は一体どんな目的を持つのか…。
…そして紫に起きた体の異変の正体は一体…。
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