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だけどね、お母さん。
お父さん。
品行方正な娘と、一見真面目で問題のない息子と、温かな家庭ごっこをしていたあなたたちは、結局、僕を見ることをやめたのです。
僕がスズメの死骸を宝物にしたのはいつだったか、あなたがたは知っていますか?
僕が、友達の家の金魚を少しずつ盗み出し、違う家のネコにあげていたことを知っていますか?
そのネコを初めて殴った日を知っていますか?
赤い血に興奮し、下腹部が破裂しそうになる僕のことを、あなたがたは知っていますか?
知らないでしょう。
あなたがたは、衣食住を与えていれば従順に育つと思っていた。
世界はあなたがたを正しいと認めるだろう。
だが、僕はあなたがたを何とも思っていない。
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