味方はいらない

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俺は、真二(しんじ)二人の男の子を持つ45歳。 サッカーの指導をしてるって以外は普通の、おっさん。 妻は少し姉御肌だが、いたって普通の家庭だ。 学校の少年団の指導を任せられたのが7年前。長男は無事、卒団し、今は次男を同じ少年団で教えている。 新入団員ー。 いつもと変わらない練習日。その日は、ラダーを使って基礎から始めようかと思っていた。 倉庫にラダーを探しに行くが、なかなか見つからない。全く、今の子供達は自分たちの部室さえ綺麗に整理整頓できないのかと、少し呆れる。 「こんなところにあった…。」 グランドに戻ろうと振り返った瞬間! 「あの…こ、こんにちは。今日から、この子が入団させていただきます。ご指導よろしくお願いします。」 と、声をかけられ少しビビった。
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