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前者は大いに喜ばしいとこだと、人も鬼も飛び上がるように祝った。
後者は、妖の仕業だと云い、鬼の妖を討伐する理由に憎しみが足されることとなった。
それから幾年の時を経ち、発展は更なるものとなっていた。
人は強い『御霊』を持ち、呪いに長けた女性を『白夜の巫女』として心の拠り所にした。
彼女たちは、鬼と『花咲の契り』を結ぶことで大きな力を手にし、鬼と共に戦うことも増えていった。
鬼は配備をしっかり置き、鬼の戦闘集団の中でも腕利きの者たち八人で構成される、八鬼(やき)というものを設置した。
これによって序列の中だけでなく、すべての鬼が上を目指して切磋琢磨するようになった。
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