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「悋、朝ご飯出来たわよ!」
悋
「はい、丙姉さん!!今行くよ!」
階段を駆け降り、一階のリビングに急ぐ。
今僕を呼んだのは、姉の『秋月 丙』。
面倒見のいい、双子の姉さんだ。
そして唯一の肉親でもある。
そっか、自己紹介がまだだった。
僕の名前は『秋月 悋』。
ただの高校2年生だよ。
ん?親はどうしたって?
…実は、僕達は両親の顔を知らないんだ。
なんでも、僕達が生まれて間もない頃に事故にあって亡くなったらしい。
あっ、学校に遅刻しちゃうよ!
説明は学校に着いてからだね!
丙
「悋!早く早く!」
悋
「うん!!」
少年少女登校中…
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