プロローグ

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なんで、湊さんにこんな話、してるんだろう。 両親の事を話すのは、湊さんが初めてだった。 私は心のどこかで、話しを聞いても湊さんは、態度を変えないと思った。 だから、何の抵抗もなく話せたんだろう。 いつの間に、こんなにも湊さんを好きになっていたんだろう。 追いかけても、振り向いてもくれない。 心が苦しくて、挫けそうになっても手を差し伸べてなんてくれない。 だけど、たまにみせる湊さんの笑顔を見たくて、私は追いかけてしまう。 湊さんの態度が、迷惑がっているのは、なんとなくわかってはいた。 だけど、まさか湊さんがあんなことをするなんて 私は思ってもみなかった・・・・。 <後編へ続く>
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