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「そーいえば、お前のジョブは?」
俺は軽快なステップを刻みながらカイトに指を指して聞いた。
カイトの軽蔑するような目なんて全く気になんてなりません。
「俺のジョブは格闘家だ。
それより不思議な踊りすんな、MP吸われるだろ!」
「格闘家のお前にMPなど要らんッ!!」
「仰け反りながら俺を指でさすな!
腹立たしい!!」
おかしなぁ……
かっこいいポーズとった筈なんだけど。
「でも、男二人で旅とか華が無さすぎんだろ。
すげぇ萎えるわ……」
「いやいや、ミズキが居るだろ?
なに自然にミズキの存在を消しちゃってんの?」
「え、だれそれ。
知らないし聞いたことも見たこともないけど?」
俺はそう言いながら顔をしかめて言う。
あいつは面倒だから来ないでほしいんだけど。
「幼馴染みすら忘れるとは………お前の頭は重症だな。」
「しょうがなくね!?
だって、ミズキ最近になって俺への態度が───」
「カナメくぅぅうーん!!」
「どふぉ!?」
俺は顔面にギガインパクトをミズキという女の子に与えられた。
そして豊満な胸で窒息させられそうになっている。
男なら興奮するだろう。
俺も男だから嬉しかったりするぜ?
でもな………
「カナメくんのがおっき「それは言っちゃいけないから!」
こんな風に皆の前で言われてみろ。
嫌にもなるだろ。
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