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だけど、俺の耳には届いたよ。
これで話が変えられるやふぅ!とか内心思ってるよ。
だから、話を変え──
「お前らうるさい。
いい加減本題に入んないとぶっ殺すぞ?」
──れたけどカイトが空気になったことによってマジギレしやがったぁ
やばい、カイトの周りから紫色のオーラが揺らめいていやがるよ。
こえぇよ、こえぇよ、マイペット助けて…
「……返事は?」
「は?するわけねぇ──」
俺の右肩を紫色の弾丸のような高速回転した何かが掠れた。
「いてぇえ!!俺の防御力0なのに容赦無さすぎ!」
「ぎゃーぎゃーうるせぇな。
なんなら旅に出る前に潰すぞ?」
「ステータスはまだ変わんないから勝敗なんてわかんないだろ?
だから、やってやろうじゃないか!」
「え、カナメくんやるの……?」
いままで静かにしていたミズキが心配そうな目で俺を見て言った。
俺が負けると思ってんのかね?
はっ、笑えるよ。
「お前、何か勘違いしてるけど俺らLV50越えてるから。」
「ごめんなさい、俺が悪かったですボス!!」
え、プライド?
痛い目に合うかプライド捨てるんだったら真っ先にプライド捨てるよ?
だって怖いもん。
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