第2話

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「遅い時間に、女一人でなんて帰らせらんねぇだろ。」 「大丈夫ですって!!」 私は少し強引に、話しを区切ると走って帰った。 特別扱い、みたいなことしないでほしい。 もっと、好きになっちゃうじゃんか。 本当、湊さんはずるい人だ・・・。 それからも私はカフェに通い続けている。 たまに、ソファー席に湊さんの大学の人たちが来る。 私の席とも近いため、会話が聞こえる。 「~・・・でさぁ。」 「あ、美樹のネイル可愛い!!」 「春の新作なのよ。」
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