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私は、零れ落ちそうな涙をこらえて、家まで走って帰った。
部屋に入った瞬間、涙が次々と零れ落ちた。
涙は、夜中まで止まらなかった。
湊さんは、迷惑だといったのに、キスした。
私に見せつけるように、キスした。
どうして、湊さんがキスしたのか。
そこまでは考えることができず、私はまた涙を流した。
この涙は、枯れることを知らないのだろうか。
夜が明けても、流れ続けたのだった。
学校にも、行く気になれず休んだ。
バイトにだけは、生活があるので出た。
一週間が経ち、さすがに学校をこれ以上、休めなくなり登校した。
教室では、友達が仁王立ちで出迎えてくれた。
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