広い世界の中心で

第二章 召喚されし者達

ﾀﾀﾀﾀﾀ……
フードの少女｢ハァハァハァ……ここまで来れば大丈夫……｣
ｶｯ…ｶｯ…ｶｯ…
フードの少女｢はっ!?｣
仮面の男｢私だよ、リーフィア｣
リーフィア｢ラ…ラーグナー様!?なぜこのような場所に!?東の国のスミルノフ様と会談なさっていたのでは！？｣
ラーグナー｢会談は無事終了した……｣
リーフィア｢どうなされたのですか？｣
ラーグナー｢よし、ここを召喚の祭壇にしよう。リーフィアそれをここに、｣
リーフィア｢はっ！｣
その時リーフィアが逃走しながら大切に持っていた袋から色とりどりの宝石が飾られた鏡を取り出した
ラーグナー｢古い言い伝えいよればこの鏡を使えば異界から強い力を持った者が召喚されると言われている…それが事実ならその強き者は我々の計画遂行と完遂に大きく役に立つ｣
リーフィア｢ですがラーグナー様その言い伝えは何百年も前のお話ではありませんか｣
ラーグナー｢知っているかリーフィア、300年前の戦争について｣
リーフィア｢いえ、あまり良く知りません。知っている事と言えば3人の英雄伝説ぐらいですね｣
ラーグナー｢そうそれだ！｣
リーフィア｢え？｣
300年前、その頃大地ガリエスでは戦争がよくおこっていた。全土にいた人口は945万人はこの戦争で400万人に減ったという
50年続いた戦争は、唐突に終了したと言われている
ラーグナー｢その時戦争を止めた3人の人がいたそうだ｣
リーフィア｢それがこの大地ガリエスに住むもので知らぬ者のいない3人の英雄伝説ですか…｣
ラーグナー｢そうだ、だかしかしその3人の英雄の生地を知るものは誰一人いない｣
リーフィア｢それは、ものすごい田舎から出てきた者だからじゃないんですか？｣
ラーグナー｢違う、それに3人の英雄が使う武器は我々とは全く違う武器であり製造が不可能だったのだ、そもそも、その3人の英雄は我々とは全く異なるほどのスピード、腕力、知力、魔力を持っていたそうだ｣
リーフィア｢そうだったのですか…｣
ラーグナー｢そうだ、だからこそその3人の英雄たちと同じ力を持った者達が必要なのだ、では召喚の最終準備を始める！｣
リーフィア｢はっ！｣

召喚まであと、10分