広い世界の中心で

第二章 召喚されし者達

その頃現実世界の3人は……
圭太｢どうだった、成績表？｣
悠斗｢圭太が先に見せたら考えてやる｣
圭太｢そりゃないぜ、旦那｣
悠斗｢誰が旦那だっ！｣
凪紗｢うるさいわよ、２人とも｣
圭太｢そう言う凪紗様はオール10ですかー？｣
凪紗｢ふふーん、ほら！｣
バァーン！！
綺麗なほど整った成績表だった
圭太｢すげーな、やっぱり天才様は違うや｣
凪紗｢誰が天才か！努力家と言ってほしいわ｣
圭太｢はいはい、天才様｣
凪紗｢このっ…｣
修業式はいつもこうだ、ここで俺が止めないと後がめんどくさい
悠斗｢はいはい、ストップ２人とも、あと凪紗さっきと立場変わったぞ｣
凪紗｢あ…圭太の挑発に乗せられてた…｣
圭太｢へっへー｣
凪紗｢このっ…｣
悠斗｢やめろって言ったろ、凪紗、圭太｣
凪紗｢あ…ごめん、悠斗｣
圭太｢悪かったよ悠斗｣
悠斗｢分かったならよろしい｣
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
悠斗｢さぁ、チャイムもなったことだし帰ろうぜ｣
凪紗｢ごめん、先に帰ってて｣
悠斗｢どうしたんだよ、凪紗｣
凪紗｢この後買い物あるんだ｣
悠斗｢だったら俺も付いてくよ、荷物持ちで｣
凪紗｢そんな迷惑かけられないよ｣
悠斗｢いい って、別俺この後暇だし｣
凪紗｢そうなの…じゃあお願いしよっかな｣
圭太｢ごちそうさまでした、いやーお熱いですなーお二人さん｣
凪紗｢ちょっ！からかうのやめてよね！圭太｣
圭太｢はいはい、いいから行ってらっしゃいな｣
凪紗｢言われなくても行くわよ！｣
圭太｢バイバーイ｣
悠斗｢あははははぁ…｣

召喚まであと、3分