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第四章 動き出した歯車
7月19日、俺達3人の常識はある数分の出来事で一気に崩壊した。
そして、独立武装部隊カイザーの隊長であるラーグナーの話を俺たちは聞きこの世界の色んなことを知った。
この世界、大地ガルシアは、全人口約800万人、国家が5つある。北を治めるゲルニア王国、東を治めるグランバリ共和国、南を治めるクリバリット大国、西を治めるタルダニカ王国、そして大地ガルシアの真ん中を治める貿易国エルダン
で俺たちが今日、召喚された場所はグランバリ共和国の領土から100km離れた中立の街タクダイタの遺跡にいる
悠斗「で、なんで俺たちが呼ばれたんだ?」
ラーグナー「それは、君たちが300年前の英雄たちと同じ力を持っているからではないかい?」
凪紗「私達は元の世界ではごく普通の高校生よ!」
圭太「いや、お前は少し違うだろ」
凪紗「ほかの人より少し勉強ができて、ほかの人より運動が得意なだけよ!」
悠斗「おいおい、2人ともやめろよ…全く…で、あんたたちは、俺らに何をしてほしいんだ?」
ラーグナー「それは、西の国タルダニカ王国と南の国クリバリット大国との間で起きている戦争を止めることだ
悠斗・凪紗・圭太「なっ!」「えっ!」「おいおい、冗談だろ!」
悠斗「それは、俺達に人殺しをしろと?」
ラーグナー「極端に言うとそう言う事になる」
悠斗「なっ……」
凪紗「そんな!冗談でしょ!」
ラーグナー「冗談で君たちを召喚する筈ないだろ」
その時のラーグナーの目は本気の目だった
そして俺は気づいた、これは運命の歯車が噛み合い、回り始めたと、そして俺は
俺達は為すすべもなく仕方がなくこの運命に従うしかなかった……
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