4人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
魔法。
この世界にとって魔法を使うことにおいてごく普通のことである。
稀に使えないものもいるがほとんどの人間が魔法を使うことができる。
魔法を使う源である魔力の量、魔力の質の高さにより一番上からS級、A級、B級、C級とわけることができた。
魔力は元々も影響するが、生きていく過程や訓練によりあがっていくことがほとんどだ。なので生まれついての元々の魔力は一切参考にならなく気休め程度にしかないらない。
が。
「なんていう魔力の量だ…。わずか7歳でありえない」
「まだ魔力メーターが上がっています!」
ピピピッと音と共に少年の頭につけられた魔力測定機のメーターが上がっていく。その量は元々の魔力は関係ないといった考えを覆す程の量だった。
「危険だこれは。政府で管理、いや研究所で体の隅々まで調べるしかない」
「そうだな。とりあえず、この少年は拘束しておけ!」
「はい!」
このやり取りが行われたわずか5日後、少年は行方不明になった。
最初のコメントを投稿しよう!