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日は真夜中
真っ赤な満月が光輝く夜だった。
人気がない場所に何年も使われていない大きな建物があった。
「ねえ知ってる?この協会で何人もの人が消えるんだって」
「ここ今使われていないからお金のない旅人がよく泊まるんだ」
「そして朝になると旅人の姿はなく服だけになっている」
「呪われているんだ。この協会は」
そう噂される協会は目の前にあり今にも消えそうな電灯を前に不気味に白く光輝いていた。
「本当に行くの?リプカ!」
オレンジ色の髪色のショートカットの女の子はリプカと呼ばれる黒い髪の少しきつめな目だが整った顔立ちの女の子に言った。
「行くに決まってるじゃない!学園にもこの協会は噂されているの!それを解決したら私達の株は上がるじゃない!」
ここまで来たから行くしかない。目の前の協会は不気味としか思えなくただならぬ雰囲気がまとわりついていた。
正直怖い。
しかしここで弱音を吐けば学園一の魔法使いとされる私のプライドがずたぼろだ。
それになんと言っても今日は武器を持ってきてる。お気に入りの水玉模様の傘だ。
「怖いよー。やっぱりやめようよー」
「大丈夫だって!ほら行くよ!オレン!」
こうして私達は呪われた協会に足を踏み入れた。
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