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「そこを何とかしろ。今回の見合い相手、財産目当てかもしれないんだ。」
「しかし社長、この様な事をやって良いものですか?」
「大丈夫。俺と西澤の背丈が同じだし問題無しだ。」
西澤は、溜め息をついた。
見合い当日。馨は、西澤のスーツを着て、ウイッグを被った。
そう、馨は西澤と服を交換して、見合いを西澤にやらすという考えであった。
見合い会場に入った馨は、西澤と両親と共に新堂家の到着を待った。
馨は、あらかじめ西澤の声が入ったボイスレコーダーをポケットに忍ばせた。
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