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「お、おい…泣くなよ!俺が泣かしたみたいになるじゃん!」
周りを見渡すと、2人の様子を見ている客と店員がいた。
「(こりゃあ、ちょっと気まずいな……)」
気まずくなった馨は、梨恵の手を引っ張って、会計を済ました。
車の中でも泣いている梨恵に困った馨は、梨恵にハンカチを渡した。
「おい、これを使え。」
梨恵はハンカチを受け取り、涙を拭くため眼鏡を外した。
「(何だよこれ!?地味だと思っていたけど、こんなに綺麗だったとは…)」
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