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馨は、眼鏡を取った梨恵の姿に見とれていた。
「(最初は冴えない印象だったけど、こんなに綺麗だなんて……よほど苦しんできたんだな…)」
そして馨は、ケータイを取り出して、電話をかけた。
「俺だけど、引っ越し業者を呼んで新堂家に向かわせてくれ。」
そう言って電話を切り、ケータイをしまうと馨は、梨恵の頭を撫でた。
撫でられた梨恵は、驚いた。
「(面白い奴だ。………そうだ!)」
そして、馨は梨恵の耳元にこう言った。
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