6人が本棚に入れています
本棚に追加
「もし良かったら……俺の所に暮らさないか?あの家より優遇にする事を保証する。高校も変えてあげるから…」
馨は、梨恵を喜ばす為に言ったことであった。しかし梨恵は、そうはいかなかった。
「……ないで。」
梨恵は、馨に睨み付けた。
「ふざけないで!!そんな事を言って、私はあなたを引き立て、こき使うつもり?私は、もう嫌なの…誰も引き立て役にならず、普通の恋とかしたいの…そんな話、通用しない。」
「(よっぽど苦しんだ挙げ句、信用されてないな……)俺は、梨恵をこき使うつもりは無い。その逆だ。俺は、梨恵を引き立ててやる。まずは、梨恵が居候している新堂家に行くぞ。」
馨は、そのまま車を発進させた。
最初のコメントを投稿しよう!