6人が本棚に入れています
本棚に追加
「フッ……俺の目に狂いは無かった。ほら、ご馳走作ったから食え。」
「………?(どういう意味?)」
梨恵は、疑問に思いながらも椅子に座り、並べている料理を見て驚いた。
馨に、「薬とか盛ってないから」と言われ、梨恵は料理を食べた。
一口食べた瞬間、梨恵は涙を零した。
「あったかい………二階堂さん…美味しくて、とってもあったかいよ……」
今まで、千春一家の冷たくて少ない残り物しか食べていなかった梨恵は、久しぶりに温かい料理を食べた嬉しさに、涙を流した。
「おいおい、料理が美味いからって泣くなよ。」
最初のコメントを投稿しよう!