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「梨恵には、俺の知り合いが勤めている高校に通うことにした。」
「………え?」
「そして、明日1日ここに居ろ。明日、西澤が梨恵の通っている高校の退学手続きをとってから行く。それまでは、ここで勉強するなり何なりしてもいい。」
「ちょっと待って。私、編入試験とか受けて無いのに、通えだなんて…」
「これは決定事項だ。分かったら、シャワーを浴びてこい。さっきの玄関を入って右側に浴室がある。」
強引か紳士か分からない馨の性格に梨恵は、溜め息をついた。
「はぁ~……私、この生活でやっていけるかなぁ……」
こうして、梨恵の新しい(?)生活が始まった。
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