優しい(?)俺様御曹司

12/29
前へ
/36ページ
次へ
馨の母親は、箱の様なものを差し出した。 「これは…?」 「開けてみてね。」 梨恵は、箱を開けた。 中には、サファイアのネックレスが入っていた。 「これは、二階堂家から代々伝わるもので、結婚式の日や特別な日等には、必ず着けるの。」 「あの…何で私に……?」 「実は、昨日あなた達が家を後にした時、主人と一緒に話し合ってね、近い将来にこのネックレスを梨恵さんにと思って。」 梨恵は、ハッとして時計を見た。 「どうしよう、お昼も用意しないで……」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加