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馨の母親は、箱の様なものを差し出した。
「これは…?」
「開けてみてね。」
梨恵は、箱を開けた。
中には、サファイアのネックレスが入っていた。
「これは、二階堂家から代々伝わるもので、結婚式の日や特別な日等には、必ず着けるの。」
「あの…何で私に……?」
「実は、昨日あなた達が家を後にした時、主人と一緒に話し合ってね、近い将来にこのネックレスを梨恵さんにと思って。」
梨恵は、ハッとして時計を見た。
「どうしよう、お昼も用意しないで……」
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