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「梨恵っち、この髪自分で切ったの?」
「うん…ちょっと、訳ありでね。」
「駄目じゃない!『髪は女の命』って言うじゃない?その命である髪をきって、どうするの?訳ありって言ってたけど、私に話してごらん。」
梨恵は、鈴音にも過去を話した。
「ひっどい話!!梨恵っちが可哀想。梨恵っち、私と友達になろう!」
「ありがとう。でも、気持ちだけ受け取るよ。今度は、鈴音が私の引き立て役になって辛い思いになるよ。」
「何でネガティブ思考になるの?自分の人生の主役は、自分自身。他人のものじゃないよ。」
「自分の人生は、自分自身…」
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