二階堂 馨と言う名の男 #2

3/7
前へ
/36ページ
次へ
梨惠が部屋から出てきた。 梨惠の姿を見て、馨は思わず笑みをこぼした。 馨は、梨恵をテーブルへとエスコートし、料理を前に出した。 梨惠が、料理を食べた瞬間に涙が零れ出した。 話を聞くと、新堂家に居候してからいつも、冷たい残り物で食事をしていた。 「(あの女、親友の幸せを奪いやがつて…)」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加