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ノックの音が強くなり、恐怖を覚えた梨恵は、浴室に入った。
運良く、馨はシャワールームにいたため、何とか身を隠せると思った。
その時、馨は梨恵に気付いて顔だけ出して言った。
「梨恵、一体どうしたんだ?」
「ルームサービスかと思ってドアスコープで見たら…ドアの前に、怪しい女性が……。」
「(もしかして…。)梨恵、背を向けてくれ。」
梨恵は、言われた通り背中を向けた。
馨は、シャワールームから出てバスローブを着た。
「梨恵、もう良いぞ。」
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