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お披露目会 #2
「西澤、キャシーに何か良くない事を企んでいる。俺の方は、梨恵の目から離さないようにする。西澤は、キャシーが動いたら、即イアン社長に報告してくれ。」
「かしこまりました。」
朔夜は空港へ行くと、馨は梨恵と一緒に部屋に入った。
「梨恵、ちょっとシャワーを浴びるから、ルームサービスが来たら、俺が出るまで食べるなよ。」
「うん。分かった……。」
「そんな顔をするなよ。悪いのは、キャシーさんだ。梨恵は何も悪くないし、気にする事なんかない。」
馨は、そう言って浴室に入った。
その数分後、ドアからノックの音がした。
ルームサービスが来るのがやけに早いと感じた梨恵は、ドアスコープで覗くと、黒いサングラスと帽子をした女性がいた。
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