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梨恵は、ゆっくりとヴァージンロードを歩き、馨に近付いた時だった。
突然千春が、折り畳みナイフを持って現れた。
「梨恵。あなたのせいで、私は『加害者の子ども』って言うレッテルを貼られ、孤立してたの。それだけじゃないわ。友達やママが私を捨て、親戚からも嫌われて……誰も私の誕生日を祝ってくれない………私は不幸のどん底よ!」
「千春……。」
「梨恵だけ、幸せにしてあげさせない。」
会場に悲鳴が上がった。
千春はナイフを梨恵に向けた。
千春が梨恵を刺そうとしたその時だ。
馨は、梨恵を守ろうとナイフを奪おうとした。
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