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彼は笑って首を横に振った。そして、昨日と同じように扉を開いた。
カランッと聞こえた鈴に昨日は気付けなかった。でも、今日は……。
ちゃんと会話出来た。
俯いてしまうけど、少し苦いカフェラテを飲みながら、彼の側で日向ぼっこする猫のように……。
帰り道、彼は「まだ信用しない方が良いよ」って途中で来た道を戻る人だった。
優しさが…少し寂しかった。
たぶん、その日私は彼の名前を知って、そして、恋に落ちてしまったんだと思う。
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