いつもの俺

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結城「……………」 俺は一瞬驚いた。 だけど……、 結城「…そうなんだ」 こんな言葉しか出てこなかった。 母さんと父さんは俺の表情を見て何故か困ったような顔をする。 結城「…それって、何処なの…?」 俺は、ここから近いかどうか聞きたかった。 近かったら、あいつ等に会えるかもしれないから…。 母「…隣の市よ…」 って、近っ!? 母「まあ、隣の市と言っても徒歩じゃ何時間かかるか分からないけど…」 あ、そうなんだ…。 うーん…。 ま、小学校離れたとしても、中学では会う確率が高い。 何故かというと俺の住んでいる県は、男子校、女子校、それぞれ三校あり、隣の市となると一つの男子校に入る確率があるからだ。 てか、今思えば、なんで男子校と女子校しかねぇんだよ…。 可笑しいだろ…。 そんなんじゃ、子供が上手く育たねぇぞ。 男子校なんてむさぐるしいだけじゃねぇか。
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