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「今日仕事休むの？」
「うん」
「やっぱり妊娠してるんじゃないのか？」
「してないよ」
修ちゃんは何度も私を気遣いながら、ようやく出勤した。私は昨日の夜、結局一睡もできなかったぼんやりした頭で、オーナーに電話をかけ、熱があるので休みます。と言ってフラフラしながら一番近いドラッグストアに向かった。
説明書を何度も読んで妊娠判定薬を二回一時間おきに試して三回目にトライしようとしていたら生理が来た。
気づけばもう昼過ぎで、何にも食べていないのに、お腹も空かず、薬がようやく効いたみたいでぐったりしている。
なあんだ、やっぱり、日本のコンドームは優秀なんだね。と思って安心する。
安心したくせに空っぽの下っ腹を撫でながら修ちゃんに似た男の子だったら良かったのにと思う。
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