眼差しの音
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私が最初に視線の音を聞いたのは、10歳の時。暑すぎる夏休みだった。 学校のプールから家に帰り、ただいま、と短く言って、ビーチサンダルを脱ぎ捨てて、汗でしっとりした裸足の足で床にペタペタと音をさせてキッチンへ向かった。 汗のせいで、額に貼りついた前髪をはらいながら、冷蔵庫から出したカルピスの容器を持ってコップに注ごうとした。 .
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