Ⅰ Prelude

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僕の手には何があるのだろうか。 二、三年前には僕には何かしら、大それたことができると本気で信じていた。 だが高校生になったいまなら分かる。 僕はただの凡人だ。 だが凡人ということは、換言すれば、普通ということである。 当然学校にも行くし、友人もいる。 これから始まる物語はそんなごく普通な生活をつづったものである。
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