★2ページ☆友情の写真

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放課後になりオレは質問をするために一緒に帰る 「なぁ、姉ちゃんと一緒に帰らねえのか?」 「はぁ!帰るわけねぇじゃん姉ちゃんの学校は家と真逆の方面にあるんだぜ」 知らなかった 普通兄弟ってのは一緒に帰るものなのかと思ってた。 「そっか・・・。じゃあオレこっちだから・・・」 「あぁそっか!一緒に帰れなくて残念だな」 帰り道はもう分かっている 一度通っただけで覚えていたから 家の近くまで着くと、家の前に姉とその友達、水谷の姉らしき人がいた 「じゃぁまた明日ね」 「結唯、明日はちゃんと学校きなよ!」 「うん、わかった」 「じゃあね」 姉の友達は帰って行く ・・・結唯・・・か・・・・。 こうしてオレは、姉のことを知って行った。 姉のことを知ったといっても、まだ名前だけ ここはもう勇気を出して行くしかない! そう思いオレは姉の部屋のドアを叩いた。 「あの・・・」 「はい?・・・どうぞ」 ドアを開けると姉はなぜか優しい顔をしていた。 「どうしたの?」 「オ・・・オレ・・・名前は一真!弟になります。よろしく」 こんなこと言いたかったんじゃない でもこれしか言えなかった・・・ 「よろしく・・・一真君。私は、結唯っていいます。結唯でいいから」 「あえっと。?お・・・姉ちゃんとかじゃなくて?」 正直おねぇちゃんなんて呼びたくなかった。 「うん、だって慣れないでしょ、一真君。・・・私もその方がいいし。」 「か・・・一真でいい!!」 「ふふ、じゃぁ改めて、よろしく一真」 その後オレ達は少し雑談をした 今日はぐっすり眠れそうだ・・・ 胸のモヤモヤが消えた気がする、いっそこのまま この幸せな気持ちのまま、ずっと眠っていられたら・・・。
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