★2ページ☆友情の写真

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「遅刻じゃ・・・ない」 そう言いながら教室に入ったオレは、全然遅刻じゃなかった むしろ早すぎた方だ。 「おっおはよ!今日は遅刻じゃないんだ。」 学校一番に話しかけてきたのは、ショートカットの似合う男らしい女の子 「え!あっあぁ昨日が特別遅かっただけだ!」 「そうなんだ・・・じゃあ明日も早く来るんだ!そっか・・・。 うちの名前覚えてる?」 「ごめんちょっと分からない・・・」 「うち三上春菜!よろしく」 「よろしく・・・オレは・・・」 「知ってるよ、瀬川一真でしょ」 「そうだよな・・・知ってるよな・・・」 話が続かなくて困りかけていると 「おはよーーーーーしょくーーーーん」 水谷がデカイ声を発しながら、教室に入ってきた そんな水谷に三上が一言 「何が諸君だアホ!」 「うわぁひでぇ・・・お!瀬川!早えーな!:」 やっぱりそこか・・・。 「あぁ、早く来すぎて悪かったな!」 「え!瀬川もう早く来ないのか?」 三上の一言で一瞬静まりかえった 「なんだよ・・・お前ら出来てんのか?」 水谷はすぐにオチャラケて見せる 「んなわけねーだろ!」 「ちっがーーう!」 オレ達はすぐに否定をした。 「うちは普通に聞いただけじゃんか、まったくこのアホは」 三上の拳が水谷の後頭部をとらえた 「いってーーこれだから、オトコ女は恐ろしいよ。」 「な・ん・だ・って?」 本当に恐ろしかった・・・ 「女って怖い・・・。」 オレはついうっかり声に出してしまい ゴツン。鈍い音が教室に響きわたった。 「いっ!!!!」 「うわ、いったそーーーー」 「何よこれくらいで」 三上のパンチは恐ろしいほど痛かった 「これくらいって・・・」 そう言った時、クラスメイトが続々と集まって 「おはよーーー」 水谷と三上はオレのそばには居なくなっていた
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