0人が本棚に入れています
本棚に追加
「99、100!やったーーーーー飛べたよーーー100回とべたーーー」
「やりましたねーーお姉さん」
それは平が100回連続で飛べるようになってから1時間後のことだった。
「はぁはぁ・・オレは・・はぁお前らのせいで300回は・・はぁ飛んだぞ」
2人に前回しとびの指導をしていたオレは後ろ回し飛びどころではなかった。
「ごめんね~一真」
「ごめん瀬川くん」
友達なんていらなかった。家族なんて欲しくなかった。
欲しかったのは自分の部屋だけ
でもなんだろう、こんなに楽しいなら友達も欲しい、本当の家族にもなりたい
だからもう・・・・・誓うよ
「一真・・・一真でいいよ」
「へ?あ・・・うん///!琥太郎、琥太郎でいいよ。一真」
「私も!結唯って呼んでいいから、琥太郎って呼んでいい?」
「うん!結唯お姉さん」
「ったく琥太郎も結唯も後ろ回し飛び100回だからな!!」
「じゃぁ一真は300回か!」
「「「はhっはっはhっは」」」
もしかしてあの時ももう少し掴んでいれば、こんなにも楽しかったのかな?
今となってはもう取り返せない過去の話だ。
最初のコメントを投稿しよう!