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琥太郎を送って帰ると、家にはあの二人(義親)がいた。
結唯ももう部屋に籠っていて
オレはあの2人(義親)と夜飯を食べた。
腹を壊した・・・。
もうカレコレ30分はトイレに居る。
笑いすぎて腹を壊す
こんなこと皆さん経験したことありますか?
オレはありません。
朝になり
今日もまた結唯の自転車でおくってもらうことになった。
「ホントにいいのか?」
「いいのいいの行こう!!」
結唯が強引にも今日は送って行くと言ってやまなかった
「ゆっくりでいいから」
「なに言ってんの?猛スピードだから」
「ひぁっほーーーーーーーー」
やってしまった・・・。
「あれ?今日も早いじゃん瀬川」
「・・・あぁ三上。」
早すぎた!
「・・・三上は何でそんなに来るの早いんだよ?」
「うち!うちはただ家の都合で・・・」
「・・・そうか」
聞いてはならないことだったのか?
なんか空気が重たい;
「そうだ!瀬川縄跳び飛べるようになった?」
話を切り替えたのは三上だった。
「あっ・・・まだなんだよそれが!!」
「まじ!早く飛べるようになんなきゃ、テストどうするの?」
テ・ス・ト?
「何の?」
「縄跳びのだよ!前後はもちろん、交差、綾、二重、はやぶさ、駆け足、
サイドクロスを飛べるかどうか見るんだよ。」
「はい!!!!!?????縄跳びってそんなに種類あんの?」
「あるよ~♪もしかして知らなかったの?」
「・・・」
「うわ図星だ!!うけるーーー」
2400回ですか?。
オレは飛べましぇーん。
「テストっていつ?」
「!えっと来週だけど・・・。」
「え来週!」
やばいやばいもう終った。
「おはよーーーーしょくーーーーんってわ!瀬川じゃん!」
「っはよ!水谷」
この暗いテンションの中、水谷のテンションには付いていけねー
「何だよ水谷、元気ないじゃん!分かった縄跳びだろ?」
「やめい!!ホントに飛べなくて気にしてんだから」
三上が水谷を殴るも
三上・・・お前のその言葉もフォローになってねーから
「ってーな!なんで瀬川かばってんだよ・・・お前らまさか・・・」
「ちがうっつーの」
またも三上のパンチが水谷にヒットした。
はぁダメだ、このテンションまじで・・・
「おはよーー」
「おっおはよーー琥太郎!」
助かったーーーーー
もうこの時から始まっていたのかも知れない
だけどこの時のオレは気付いてなどいなかった。
水谷の心の中がぐちゃぐちゃになっていることに。
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