★1ページ☆家族の写真

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「さぁ座って、長い移動で疲れたでしょ?」 おばさんはお茶を運びながらオレに問いかけた 「ああlいえ平気です」 おばさんに気を使いながらオレはソファーに腰掛ける 「おい2人共気を使うのは、やめないか?」 おじさんは困った顔をしながらオレとおばさんの顔を見合う 「そっそうよね;これから家族になるんだもの気を使ったり敬語は無よね」 「はぃ・・・うん」 すぐに家族だ!なんて無理だろーーーー 一応頷いたけど内心焦っていた。 「おかぁさんって呼んでいいのよ」 この女も・・・ 「おか・・・おかあさ・・・ん」 「私のことはお父さんと呼びなさい」 ・・・まだお母さんで手こずっているのに、このオヤジ! 「じゃぁ・・・お父さん」 「よし!この調子でこの家にも慣れなさい!」 「うん!お父さん」 無理! 慣れるなんて無理だと思うよこんな家! 「ふふ・・あ!そうそうあなたの・・いえ一真の部屋を教えてあげなくちゃね」 「え!うん」 オレは怯えていた。 このエレベーターが上に向かっていたから 上には・・・上にはあの恐ろしい・・・・森が・・・ 「え!」 思わず声を出してしまった。 「あら?階段で2階にあがったら可笑しいかしら?」 「エレベーターが・・・あるのに・・・」 普通なら全然驚くことはなかったけど、ココは普通じゃない だから驚いた普通に階段があって、広いけど普通の部屋があることに! 「さぁココが一真の部屋よ、食事は地下に用意してあるから・・・」 「ありがとうお母さん・・・この部屋を見たいから後で行くよ。」 「分かったは、シェフにとびきり美味しいのを用意させるわね」 シェフか・・・いい響きだな おばさんが部屋を出た後、オレはベットに飛び込んだ 「やった!!自分の部屋だ!」 欲しかった自分一人の部屋。
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