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「○●○●高校・・・高校生か・・・おっあの奥に見えるのが小学校か!」
その奥にあったのは、中学校だった!
「中学校かよ!小学校はどこだよ!」
「小学校ならあっちだよ」
オレはハッとなった
なぜならその声があの人に似ていたから
「そうですか・・・え!」
指の先を見ると、来た方向と真逆を指していた
ここまで来たのに大損だ!
「一度家に戻って車で行った方がいいと思うけど・・・どうする?」
その言葉でまた我に返り、やはり姉だったということも理解した。
「いや、やめておきます」
オレがとっさに敬語を使ってしまうと
「・・・では、どうされますか?」
姉・・・も敬語を使ってきた。
「このまま歩いて行きます」
「では!私も行きます」
「は!?」
オレは姉の目を見た
姉の顔をちゃんと見たことがなかったから
すぐに目を逸らす破目になった。
「///」
「行かないんですか?」
「・・・行く・・・けど・・・」
なぜ一緒に行こうとする?
そんな理由さえ聞けないでいた
「・・・・・・・」
「・・・ん?あっそこは右だよ。」
「・・・。あ・・の・・後ろを歩かれるのは、気が・・・」
勇気を振り絞って言ったセリフで
「っあ!ごめん;そうだよね・・・じゃぁ前に・・・。」
「あっいや・・・うん・・・それも・・・ちょっと・・・。」
これもまた勇気のいるセリフだった。
「えぇ!!!!じゃぁどこに;;」
「・・・えっと・・・横・・・に」
こいつはバカなのかと思うと、あの恥を忘れかけていく
「はっ!横とゆう手があったのか!」
そう言いながら姉はオレの横に付いた。
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