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たまらないし、大好きだし、でも壊したくなくて優しく、優しく。
嫌われてまた別れることになったら、俺の人生は一瞬で詰む。
世界でたった一人の大切な子に見合うようないい男は、彼女の気持ちを無視でがっついたりはしないのだ。
「もー……嬉しいけど、どんな人が好みなのか参考にならないー!」
少しおどけて、小さな子どもみたいに彼女は足をばたつかせた。
いや、……動いてるおしりが俺に当たってるから。
「だから、リコちゃんのルックスも好きなんだって。誰の真似もしなくて大丈夫」
もう、調子に乗るしかない。
彼女はなんだかんだ、愛されたがっている。
俺にしか許されていない彼女のやわらかい場所に後ろから触れてみると、ピクンとかわいらしい反応が返ってきた。
「あ……見てる途中……!んんっ」
「リコ……」
一度別れてから2年半以上かな?
ずっと、もう一度彼女に触れられる日を夢見ていた。
……絶望の中で。
きっと一生そんな喜ばしい日は来ないと思いながら生きることに何の意味があるのか。
わからなくなった時もあった。
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