第11章 君は桃

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それに昨日はライアンのつてで飲料メーカーのCEOに会えたから。 かつて俺が日本法人からスポンサードされてたことがあった会社だけど、さすがに本国の大物に会える機会は滅多にない。 無意識に緊張して疲れたのかな。 その場所に彼女も同席してくれて……、日本で建てたパークの話を少しして「うちのカフェコーナーでもあなたの会社のジュース仕入れてますよ」だってさ。 そしたらCEOが気に入って「じゃああなたは大切な顧客様ですね」って軽いノリで返させるって、リコちゃんが大物なのかも知れないよ……。 愛しくてかわいくて、でも俺の至らないところにニコニコして手を貸してくれる、そんな幸運の女神みたいな頼もしい彼女。 あー大好き。 彼女のおなか側へ手を回していると、やわらかな二つのまるみがちょうど俺にあたる。 ……まな板がなんぼのもんじゃい。 かわいい女の子の象徴がここにもあるじゃないか。 ゆうべし損ねたし、いたずらな起こし方してもいいよね?
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