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あぁ、駄目だ。 一度緩んでしまった涙腺の堰は今にも決壊寸前だ。 ――ポタッ. 大粒の涙が、頬を伝い、耳を伝い、肩に落ちた。 嫌だ、嫌だ、嫌だ。 今日の私はおかしい。 私は、こんなに儚げな乙女少女ではないはずだ。 ゴシゴシと乱暴に腕で涙を拭う。 それなのに…… 決壊した涙腺は留まることを知らないらしい。 拭っても、拭っても、次から次へと溢れ出てくる涙。
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