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そのあと、互いに終電間近になってしまった為、微妙な密室でのラブトーク会は残念ながらお開きになった。
帰宅してからJUNさんに報告メールを打ったら、"おめでとうございます^q^"とだけ返事があった。
そのメールに少し素っ気なさを感じたものの、高坂さんのことで頭がいっぱいの私は、気にも止めなかった。
その夜は、瞼を閉じても真っ暗な暗闇の中に高坂さんの笑顔が浮かび上がって、頭の中では高坂さんの言葉が何度も何度もリピートされていて、なかなか寝付くことが出来なかった。
私の中は、高坂さんで溢れかえっていた。
これから待っているであろう、幸せな未来が待ち遠しくて仕方なかったんだ。
亜美さんの登場で一度は諦めたこの恋。
JUNさんが居なければ、こんな幸せ、手にすることなかっただろうな。
JUNさんは本当に魔法使いだった。
ふふふ。
マジカルJUNさんに大感謝しなくちゃ。
あぁ、早く高坂さんに会いたいな。
さっきまで会っていたのに、もう会いたい自分がいることに小さく笑って、やっと眠りにつくことができた。
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