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「そんな女関係ないですよ、今高坂さんと付き合ってるのは愛先輩なんですから」
「そうよ、愛は自信持ってドーンと構えてなよ」
真理恵の言葉に乗っかるようにして、裕美が私の肩をバシっと叩く。
「ん、ありがとう」
二人の言葉が心強くて身に沁みた。
若菜だけは、腑に落ちない表情をしていた。
「で、愛先輩、チュウはもうしました?」
コーヒーカップをソーサーに置くと、身を乗り出して瞳を輝かせる真理恵お嬢様。
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