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――ドクン 瞬間、心臓が大きく跳ねて熱いモノが込み上げてくる。 ガクガクと唇は震えだし、目の前は真っ暗になり息さえ出来なくなる。 な……に……? 私は幻覚でも見ているの……? お酒、飲みすぎちゃったかな…… 「ちょっと……愛……」 若菜の片方の肩を支える裕美が青ざめた表情で言うから、これは現実なんだって判断できた。
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