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「……部屋に戻ろう」 この場に居たくなかった。 嫌だ。 見たくない。 こんなの夢だよね。 部屋に戻り若菜を布団に寝かせると、心配する裕美と真理恵に大丈夫と告げ、一人でお風呂に向かった。 皆にこれ以上心配させたくないから。 涙を堪えるのも限界があったから。 遅い時間ということもあって、お風呂には私一人だけだった。 都会と違って、夜空には満点の星空。 澄んだ空気をめいっぱい吸い込み夜空を仰ぐ。 ……気持ちいい。
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